4号液(術後回復液) カリウムとリンを含まず、主に電解質補正の必要がない水分補給を目的に投与されます。 3号液適応の患者さんに対して、カリウムを投与したくない場合に使用するほか、術後の早期輸液、腎機能障害、新生児や乳幼児、高齢者に適しています。
点滴はどんな時にするの?
点滴とは、ボトルやバッグをつり下げて、少量ずつ注射薬を投与するための注射方法です。 点滴を行う目的には、輸液(ゆえき)自体の効果を期待する場合と、抗がん剤や抗菌剤など急速に投与すると副作用が起きる薬剤をゆっくり投与するために輸液に希釈して用いる場合があります。
ソルラクト輸液 どんな時に使う?
添付文書効果・効能(添付文書全文) 循環血液量減少時及び組織間液減少時における細胞外液の補給・細胞外液の補正、代謝性アシドーシスの補正。1回500〜1000mLを点滴静注する。 投与速度は1時間あたり300〜500mLとする。 ... 副作用(添付文書全文) ... 乳酸血症の患者[乳酸血症が悪化する恐れがある]。ソルラクト輸液の基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)
維持液 いつ使う?
病気で食事ができない状態が続いたり、真夏の炎天下で長時間作業をして汗を多くかいた時などは、細胞外液のみならず、細胞内液を含むからだ全体から水分が失われます。 このような時は、細胞内まで水分を補給できる3号液などの維持液類や5%ブドウ糖液などが投与されます。
開始液 いつ使う?
1号液:カリウムを含まないので、カリウムを投与したくない患者さんに使い、開始液と呼ばれます。 また高カリウムを伴う脱水、電解質の初期補給に用いられます。 2号液:脱水補給液ともいわれ、ナトリウムとともにカリウムも投与したい脱水時に使われます。