アルブミンは主に肝臓において作られるたんぱく質です。 アルブミンの値が正常値よりも低いことは肝臓に問題があるか、腎臓や腸管からアルブミンが漏れ出している可能性があることを示しています。 肝硬変は、肝細胞が壊れて肝臓が硬化し、肝機能が正常に働かなくなった状態のことを指します。
アルブミン値が低いとどうなる?
アルブミン値が低下すると、血管内の血液の浸透圧が低下します。 すると、血管内と血管外の浸透圧バランスを取ろうとして、血液中の水が血管外へ移動するため、血管外の組織に水がたまり、浮腫(むくみ)が起こります。
アルブミン 低いのはなぜ?
アルブミンが低いのはどんなときですか? アルブミンは、肝臓で作られます。 食欲不振や栄養不良、がん、 肝硬変などでは、肝臓でのアルブミンの合成が低下し、結果的に血 漿中のアルブミンが低下します。 感染症や手術などのときにも、炎 症により分泌される物質が肝臓でのアルブミン合成を抑制し、血漿 中のアルブミンが低下します。
アルブミン低値の症状は?
アルブミンは血管内に存在することで、水分を血管内にとどめる作用があります。 そのため、低アルブミン血症が生じると、全身のむくみや腹水、胸水、尿量の減少、血圧の低下などが生じます。 また、原因となる疾患に関連した症状がみられることもあります。 肝硬変では出血傾向や黄疸を認めることがあります。
アルブミン 低栄養 なぜ?
タンパク質の摂取不足や消化吸収障害により、アルブミンが低下します。 低栄養の場合、食事量が少なくなっていることも考えられるため、ヘモグロビンなども同様に低下していることがあります。 アルブミンが尿に出てしまい、大量のタンパク尿になり、血中アルブミン値が低くなります。