アルツハイマー病とは、進行性の脳の病気で、現在の治療では治癒することができません。 記憶や思考能力がゆっくり障害され、最後には単純な作業もできなくなります。 全認知症の約半数がアルツハイマー型認知症です。 多くの方が亡くなるまでの10年以上、認知症の症状が続きます。
アルツハイマー どこの障害?
アルツハイマー病は、不可逆的な進行性の脳疾患で、記憶や思考能力がゆっくりと障害され、最終的には日常生活の最も単純な作業を行う能力さえも失われる病気です。 ほとんどのアルツハイマー病の患者では、60歳以降に初めて症状が現れます。 アルツハイマー病は、高齢者における認知症の最も一般的な原因です。
アルツハイマー病の由来は?
「アルツハイマー病」の名は、最初の症例報告を行ったドイツの精神科医アロイス・アルツハイマーに由来している。 アルツハイマーは、「レビー小体型認知症」にその名を残すフレデリック・レビーとともにミュンヘン大学で、ドイツ精神医学の大家エミール・クレペリンの指導のもと研究活動に従事していた。
アルツハイマー病 何の一種?
アルツハイマー型認知症は、認知症の中で最も多く、脳神経が変性して脳の一部が萎縮していく過程でおきる認知症です。 症状はもの忘れで発症することが多く、ゆっくりと進行します。 次いで多いのが脳梗塞や脳出血などの脳血管障害による血管性認知症です。
アルツハイマー病の機序は?
アルツハイマー病患者の脳ではアミロイドβ(Aβ)と呼ばれるタンパク質が処理されずに蓄積し、老人斑※6というゴミの塊を形成します。 このゴミがたまるのにつれて神経細胞が傷害を受け、やがて死滅して脳の機能障害が起こります。 このとき神経細胞の中ではカルシウムの異常な増加が生じることが知られています。