家族性アルツハイマー病には遺伝性があることが分かっています。 両親のどちらかが家族性アルツハイマー病であると、子どもは2分の1の確率でアルツハイマー病になると言われています。
認知症は遺伝するのですか?
認知症のうち、「家族性アルツハイマー型認知症」は遺伝する可能性がある疾患です。 遺伝子検査で認知症の発症リスクは判定できるため、気になるのであれば一度医療機関に相談してみてもいいでしょう。 ただし認知症が遺伝することはまれですし、危険因子を持っていなくても認知症を発症するケースは非常に多いです。
なぜアルツハイマー病になるのか?
アルツハイマー病の原因はまだ完全には解明されていませんが、長い期間をかけて脳の中で生じる、複雑な一連の事象によって発症することが次第に明らかになってきました。 原因としては、遺伝、環境および生活習慣などの複数の因子が絡み合っていると考えられます。
家族性アルツハイマー病の原因遺伝子は?
また、この病気には遺伝性があることがわかっており、両親のどちらかが家族性アルツハイマー病であると、その子供は50%の確率でアルツハイマー型認知症になると考えられています。 優性遺伝形式をとる家族性アルツハイマー型認知症の原因遺伝子は APP, PSEN1, PSEN2 が同定されています。
レビー小体型認知症 遺伝しますか?
レビー小体型認知症の遺伝性 ただし一般論として遺伝の可能性は低いとされています。 一方でレビー小体が脳に蓄積する原因の1つに遺伝的要因があります。 すなわち、遺伝子的にレビー小体が脳に蓄積しやすい体質の方もいます。 しかし数は極めて少なく、親がレビー小体型認知症だからといって子供も発症するということはありません。