アルツハイマー型認知症は、認知症の中で最も多く、脳神経が変性して脳の一部が萎縮していく過程でおきる認知症です。 症状はもの忘れで発症することが多く、ゆっくりと進行します。 次いで多いのが脳梗塞や脳出血などの脳血管障害による血管性認知症です。
アルツハイマー型認知症はどんな病気?
アルツハイマー病は、不可逆的な進行性の脳疾患で、記憶や思考能力がゆっくりと障害され、最終的には日常生活の最も単純な作業を行う能力さえも失われる病気です。 ほとんどのアルツハイマー病の患者では、60歳以降に初めて症状が現れます。 アルツハイマー病は、高齢者における認知症の最も一般的な原因です。
認知症は何の病気?
「認知症」は病名ではなく、特有の症状を示す状態を総称する言葉です。 認知症を引き起こす病気はたくさんありますが、代表的なものは「アルツハイマー病(アルツハイマー型認知症)」「(脳)血管性」「レビー小体型認知症」「前頭側頭型認知症(ピック病)」の4つです。
アルツハイマー認知症が進むとどうなる?
アルツハイマー型認知症では、脳機能全体がゆっくりと低下します。 そのため、症状の進行はゆるやかであるのが特徴です。 経過には個人差があるものの、一般的には、年単位で徐々に記憶力・理解力・判断力が低下していきます。 近年の研究では、認知症の症状があらわれる10年以上前から、徐々に脳の変容が始まっていることが分かりました。
アルツハイマー型認知症 誰に多い?
アルツハイマー型認知症は、認知症の中で一番患者数が多い認知症であり、男性よりも女性に多く見られるという特徴があります。 また、アルツハイマー型の患者数は、脳血管性認知症の患者数が横ばいであるのに対して増加傾向にあり、今後さらに患者数が増えていくでしょう。