むし歯が進行しボロボロになった歯をそのまま放置すると、細菌に感染し、歯を支えている骨が溶ける、歯ぐきが激しく痛むといったさまざまなトラブルの原因となります。 また、歯の根の先端が細菌に感染して膿がたまっている場合も、骨などへの感染を防ぐため歯を抜くことがあります。
歯を抜くとどうなるか?
歯を抜いた後はどうなるのでしょうか? 歯を抜いた後、2〜3日で血の塊ができて、1週間ほどで周囲から歯茎が治ってきます。 2〜3ヶ月すれば歯茎も安定した形で治ってくるのと、抜いたところに骨が少しずつ作られてきます。 完全に硬い骨になるには半年ほどかかります。
なぜ歯を残すのか?
なぜ歯を残すのか。 それは寿命を延ばすためです。 残存歯数と寿命が関連しているのは確かなようです。 日本を始め数多くの国々で疫学研究がされてきました。
なぜ親知らずを抜くのか?
虫歯や歯周病の原因になります。 虫歯や歯周病になりかけている場合は進行しないうちに抜いておいたほうが良いでしょう。 痛みが何度も繰り返している場合はそのままにするよりも抜く方をお勧めします。 親知らずは噛み合わなければどんどん延びてきて、向かいの歯茎や頬を噛んでしまうこともあります。
歯を抜くのはどんなとき?
具体的な歯を抜く理由をして1 むし歯や歯周病で治療をするのは手遅れ。 歯の中にたまった膿がまわりの骨におよび、根っこを掃除したり手術をしても救えない重篤なむし歯。 歯を支えている骨が修復不可能なほどなくなっている、重篤な歯周病になった歯。 2 隣の歯や周りの骨に悪影響がある。