加齢が原因の白内障は、年を重ねれば誰にでも起こる眼の老化現象の1つと言われています。 水晶体は、主に水分とタンパク質で構成されており、レンズの役割と紫外線をカットする働きを担っています。 長年の紫外線暴露によって活性酸素が増加すると、水晶体に含まれるタンパク質が変性し、老人性白内障の原因になると言われています。
白内障にならない人はいますか?
残念ながら、白内障になりにくい体質については良く分かっていません。 しかしながら、白内障の発症リスクを高めるものとして喫煙、飲酒、紫外線が挙げられていますので、禁煙、深酒をしない、サングラスをかけるといったことを心がけると良いでしょう。 また食生活を見直し、積極的に抗酸化物質を摂取するようにしてはいかがでしょうか。
白内障になりやすい人はどんな人?
白内障になりやすい人 水晶体が濁るのは、加齢が最大の原因です。 糖尿病やアトピー性皮膚炎の人も、白内障になりやすいことがわかっています。 また、過去に目をけがした人、ステロイド薬を使っている人、長期間目の病気がある人、目の手術を受けた人なども、早く白内障になる傾向があります。
どうして白内障になるのですか?
白内障の原因は水晶体が濁ってしまうことです。 本来、透明な水晶体が濁ってしまうのは、水晶体の細胞内に含まれているタンパク質が、主に加齢が原因で酸化し、徐々に白く濁ってくるからです。 水晶体が濁ってくると眼に入ってくる光を邪魔するので、網膜までしっかりと光が届かなくなったり、反射してまぶしさを感じるようになります。
加齢性白内障の原因は?
水晶体が濁る状態は、細胞内に存在するクリスタリンタンパクというタンパク質の異常変質によるものです。 その変質は、周辺部から濁りが始まる(皮質の濁り)事が多く、中心部(核の濁り)が透明であれば、視力は低下しませんが、中心部に濁りが広がると『まぶしくなる』『目がかすむ』ようになります。