「百日咳」とは、百日咳菌という菌が原因で特徴的な咳の症状が出る感染症です。 小児でかかりやすいですが、ワクチンをしていない赤ちゃんは重症化して、ときに亡くなることもある病気です。 赤ちゃんの周囲にいる人の咳からうつることが多いため、人の咳に気を付けましょう。
百日咳とはどんな病気?
概要 呼吸器への感染症で、短い咳が連続して出て、息を吸うタイミングで「ヒューヒュー」という音がする特有の咳発作が特徴。 咳が治まるまで約100日間(3ヵ月程度)続くことから、百日咳と呼ばれる。
百日咳 どんな咳?
咳はコンコンと立て続けに起こり、最後にヒューと音をたてて息を吸い込むような特徴的なもので、粘稠な痰を出して発作は終わります。 咳の発作は特に夜間に多く、平均1~6週間続きます。 成人では一般に小児に比べて症状が軽く、このような典型的な咳発作がありません。
百日咳 病院は何科?
子どもの場合は、小児科を受診しましょう。 大人は内科や呼吸器内科を受診してください。
百日咳 どうなる?
成人が百日咳にかかっても重症化することはありませんが、1歳未満の乳児、特に3-6か月未満の乳児や新生児が百日咳にかかると、呼吸器不全に陥り呼吸停止など命に関わることがあり、大変危険です。