膀胱癌は炎症、結石と異なり痛みを伴わないことが特徴と言われていますが、膀胱炎の併発や、腫瘍部に結石ができることもあるため頻回に膀胱炎を繰り返す場合は検査を要します。 腫瘍が進行すると膀胱炎と同様に頻尿がみられることもあり、痛みを生じることもあります。
膀胱癌 どこが痛い?
がんが進行し膀胱周囲に浸潤すると、下腹部痛や陰茎の先端部の痛みが現れることがあります。 仙骨神経叢(脊髄神経から骨盤や臀部、下肢等につながる神経の集まり)に浸潤すると、会陰部痛や太ももの後ろ側に神経障害性疼痛*1が起こります。
膀胱 痛み どのへん?
排尿の途中よりも、排尿の後半または終了後に痛む事が多いようです。 下腹部や尿道口の痛みとなります。 膀胱炎になると、細菌が尿の中で増殖し、白血球や炎症を起こした膀胱の粘膜がはがれたりして尿が白濁します。
膀胱癌はどんな症状が出るんですか?
膀胱がんの主な症状には、血尿や頻尿、排尿時の痛み、尿が残る感じ、切迫した尿意などがあります。 血尿には、尿の色が赤や茶色になり目で見てわかる血尿と、顕微鏡で確認できる血尿があります。 がんが進行すると、尿が出にくくなったり、わき腹や腰、背中が痛んだり、足がむくんだりすることもあります。
膀胱癌 どうやってわかる?
検査・診断 膀胱がんの診断に最も大切なのが、膀胱の内視鏡検査。 尿道からファイバースコープを挿入して膀胱内を観察する検査で、肉眼で腫瘍の有無、がんの発生部位、大きさ、数、形状などを確認する。 また、尿にがん細胞が出ているかどうかを顕微鏡で見る尿細胞診も膀胱がんの診断に有用。