炎症を起こした膀胱が、排尿により急激に縮まり刺激されるために排尿痛があります。 排尿の途中よりも、排尿の後半または終了後に痛む事が多いようです。 下腹部や尿道口の痛みとなります。 膀胱炎になると、細菌が尿の中で増殖し、白血球や炎症を起こした膀胱の粘膜がはがれたりして尿が白濁します。
膀胱炎の痛み どんな感じ?
排尿時に痛みを起こす最も一般的な病気は急性膀胱炎です。 急性膀胱炎は、女性に多く、頻尿(おしっこが近い)、血尿(おしっこに血が混じる)、排尿時の痛みが特徴的な症状です。 多くは排尿の終わりごろに尿道に不快な痛みを感じます(排尿終末時痛)。
膀胱炎の痛み止めは?
排尿痛がつらい時には、鎮痛剤(カロナール、アセトアミノフェン、ロキソニン等)が一時的に有効です。 ただし鎮痛剤はあくまでも症状の緩和をするだけで膀胱炎の根治とはならないので、応急処置後は早めに医療機関を受診し抗生剤を処方してもらいましょう。
膀胱炎 腰痛 どんな痛み?
しかし膀胱がある位置を考えると、ちょうど下腹部や腰あたりです。 そのため膀胱炎による炎症が強くなれば強くなるほど、腰や下腹部にも痛みを伴います。 膀胱炎による腰痛は、奥の方から感じる鈍痛です。 内臓の痛みであるため、鋭い痛みは感じにくいでしょう。
膀胱炎 血尿 なぜ?
感染症では細菌と人間の白血球が戦うことで、その戦いの過程で膀胱や腎臓の組織が壊れて出血し血尿という形で現れます。 若い女性が腹痛や排尿時痛を伴う血尿で受診することが多くあります。 本人はとても心配して受診されるのですがこれは出血性膀胱炎という状態であり、膀胱炎に準じた抗生剤投与で完治します。