鼻炎は、さまざまな原因によって、鼻腔内の粘膜が腫れることで、くしゃみや鼻水が出やすくなる病気です。鼻腔内の粘膜には、たくさんの毛細血管が通っているので、毛細血管 .
鼻づまり 鼻の中 どうなってる?
鼻腔内の粘膜には、たくさんの毛細血管が通っているので、毛細血管が拡張したり収縮したりすることによって、鼻腔内の粘膜も腫れたり、ひいたりします。 鼻炎による鼻づまりは、鼻の中の粘膜が腫れることによって、鼻の通りが悪くなって起こります。 鼻炎の鼻水は水っぽいので、鼻水自体が鼻づまりの原因となることは、ほとんどありません。
どちらかの鼻が詰まる?
花粉症時期でもなく、特に病気でもないのに、どちらか片方の鼻がつまったという経験をされたことはないでしょうか。 それは、鼻サイクルという現象で、自然と左右交互に鼻の粘膜が腫れることによります。 どちらの鼻がつまるかは自律神経がコントロールしていて、通常2〜3時間おきにつまる側と通る側が入れ替わります。
鼻のどちらかが必ず詰まっている?
片方だけ常に鼻詰まりを起こしている場合には、鼻中隔弯曲症の場合が多く、片方だけに鼻茸ができている可能性もあります。 左右が交互に鼻詰まりを起こす場合は、鼻中隔弯曲症が疑われます。 鼻血を伴なう場合には、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎のほか、鼻内腫瘍の疑いもあります。
鼻が詰まる どうしたらいいか?
抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬の内服、点鼻薬などによる薬物療法、ネブライザー治療などを行います。 根本的な治療のためには、鼻中隔の骨・軟骨を一部切除する「鼻中隔矯正術」と、腫れた鼻粘膜を切除する「粘膜下下鼻甲介切除術」を同時に行う手術療法で対応する必要があります。