特に、鼻水に血がつく場合は早めに鼻内を内視鏡で観察すべきです。 感冒、鼻茸(鼻ポリープ)や慢性副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎、外傷によるものが原因として考えられます。 詳細な問診が大事ですが、鼻内の観察と画像検査も必要となります。 それらの原因により、治療は異なってきます。
鼻水が出るのはなぜか?
実は、鼻水は体を守るために大切な 働きをしています。 鼻の中に、異物(ウイルスや細菌、埃や花粉など)が入り、鼻の粘膜が炎症を 起こすと、大量の粘液を作り、異物を体の外へ押し出そうとします。 これが鼻水の正体です。
鼻水は何?
鼻水は鼻の「洗浄液」 先に説明したように、鼻腔内では常に粘液が分泌されることで、適度な湿り気が保たれています。 ところが、鼻粘膜にウイルスなどの病原体や花粉などの異物がくっつくと、それを排出しようとして粘液が多量に分泌され、鼻から出てくることがあります。 これが、いわゆる鼻水です。
風邪 なぜ鼻水が出るのか?
ウイルスに感染すると、免疫反応に伴ってヒスタミンなどが作られます。 ヒスタミンは、鼻粘膜の知覚神経を刺激して脳へ信号を伝え、中枢を刺激してくしゃみを起こさせます。 また、ヒスタミンの刺激が引き金となって、鼻粘膜にある鼻水(鼻汁)の分泌腺が刺激され、鼻水が過剰に分泌されます。
サラサラの鼻水 なぜ?
水っぽいサラサラした鼻水の主な原因には、風邪やアレルギー性鼻炎、寒暖差アレルギー(血管運動性鼻炎)などが挙げられます。 いずれも他の症状を伴いますので、受診の際にはそのことも伝えるようにしましょう。