腸には便に含まれる水分を吸収する働きがありますが、便秘になると腸内に便が溜まり、その水分を吸収し続けてしまいます。 そのため、腸に水分が溜まってむくむことが考えられます。 加えて腸がむくむと血行が悪くなり、腸のぜん動運動が弱まるため、さらに便秘を悪化させる原因にもなります。
腸がむくむのはなぜ?
腸のむくみを起こすのは主に大腸で、2大原因といわれるのが「ストレス」と「腸内環境の悪化」といわれています。 日常生活の中には、ブルーライト、電磁波、化学物質といった目に見えないストレスの元が潜んでいます。 また、そんな日々のストレスや食生活の乱れ、運動不足が続くと腸内環境が悪化し、むくみが起こりやすくなります。
滞留便 何科?
症状が便秘だけの場合は消化器内科や消化器外科を。 排便時に痛みがあり、肛門まできているのに出せないような場合は肛門科を。 最近は便秘外来もあります。 専門の医療機関では、便秘専門の検査を行い、診断に沿った薬の処方と生活指導で治療していきます。
腸 硬い なぜ?
大腸の動きが悪くなり便が停滞すると「過剰な水分」を大腸が吸収し、便が硬くなります。 症状がひどいと硬い便(コロコロした便)になり、腹痛の原因になったり、肛門が切れたりすることでおしりから血が出る原因になります。 加齢による大腸の動きの低下、アロエ・センナが含まれる食事や下剤の長期摂取が原因になります。
便秘の時はどうしたらいいですか?
穀物、いも類、豆類、ひじき、寒天、果物など、食物繊維を豊富に含む食品をしっかり摂りましょう。 また、水分の摂取量が少ないと便が硬くなり、排出しにくくなります。 こまめに水分を摂ることを意識しましょう。 特に、朝、水や白湯などの水分をコップ1杯摂る習慣をつけると、腸が目覚め、活発に動き出すようになります。