便秘で腸内の細菌のバランスが崩れると、脂質や糖の分解や吸収にも影響を及ぼし、高脂血症や動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病も発症しやすくなります。 また、排便時に無理に強くいきむことで、切れ痔にもなりがちです。 このように、多くの病気の原因となる便秘ですが、体だけでなく心にも影響を及ぼすことがあります。
便秘は何の病気?
原発性便秘症とは腸の動きや機能に問題がある便秘症のことを指し、最も多い便秘症です。 一方続発性便秘症は原因となる病気が存在している場合の便秘症のことを指します。 便秘症診療において最も大切なことは、器質性便秘症としての大腸癌や炎症性腸疾患、虚血性腸炎といった大腸に狭窄を伴う病気を鑑別することです。
便秘のツボ どこ?
便秘に悩むなら知っておきたいツボはココ おへそから指3本分外側の左右にある「天枢(てんすう)」、おへその指4本分下にある「関元(かんげん)」、みぞおちとおへその真ん中に(ちゅうかん)」、そして天枢の指3本文下にある「大巨(だいこ)」と呼ばれる4つです。
便秘とはどうなっているのか?
便秘になると便通不良になってお腹が張ってつらいだけではなく、腸にととどまった便が腐敗し、有害物質が発生します。 腸内環境は悪玉菌が優勢になり、腸内フローラのバランスが崩れてしまいます。 また、有害物質が腸壁の毛細血管から吸収され、血液中にめぐって全身に行き渡ります。
便秘とはどういうこと?
3日以上なかったり、便が硬くて量が少なく残便感があったりする状態を便秘と呼びます。 女性に多く、排便が困難になるほか、腹痛、腹部膨満感、食欲不振などの症状もあらわれます。 肌荒れや肩こりなど、全身に影響が出ることもあります。