便失禁が起こると、皮膚の表面に炎症が生じ、発赤、痛み、かゆみ、場合によっては腫れや水疱、乾燥、かさつきが生じる場合があります。 これらのダメージにより、皮膚の感染への抵抗力が弱まります。 利用者の方が必要な時にトイレに行けるようにしてください。
便失禁とはどういうこと?
便失禁とは普通便のコントロールがうまくいかない状態のことです。 とくに自分で便を出さずに留めておこうとしても、便が肛門から漏れ出る状態をあらわしています。
便失禁は何科を受診?
便漏れ(便失禁)で受診すべき科は、肛門科や消化器外科です。
便失禁 どうする?
便意を我慢せずにきちんと定期的に便を出す習慣をつけます。 肛門のゆるみを治す手術が有効なこともあるので、消化器外科、肛門科を受診しましょう。 また、便の性状にかかわりなく、肛門をしめる骨盤底筋を鍛える骨盤底筋訓練を行ってみましょう。
便漏れはどうして起こる?
便失禁の原因 便失禁を引き起こす原因の中で最も多いと考えられているのが肛門括約筋の衰えです。 高齢になるにつれて肛門括約筋が弱くなると、肛門がひらきやすくなるので便が漏れてしまうのです。 また、女性の場合、分娩で出産した際、肛門括約筋や関連する神経が損傷を受けて、便が漏れることもあります。