ビタミンDは主に、小腸や腎臓でカルシウムとリンの吸収を促進するはたらきをしています。 カルシウムが骨や歯を作るミネラルであることは皆さんご存じですよね。 そのほかに血液凝固や筋肉の収縮にも関わっています。 またリンはカルシウムとともに骨格を形成したり、エネルギーや脂質の代謝において重要な役割を担ったりするミネラルです。 16 февр. 2021 г.
ビタミンD が不足するとどうなりますか?
ビタミンDが欠乏すると、腸管からのカルシウム吸収の低下と腎臓でのカルシウム再吸収が低下し、カルシウムが不足して低カルシウム血症となります。 そのため、骨の軟化がおこり、成人、特に妊婦や授乳婦では骨軟化症になります。 また、小児の場合は骨の成長障害が起こり、姿勢が悪くなったり、足の骨が曲がったり、くる病になったりします。
ビタミンD 3は何に効く?
ビタミンD3は肝臓で活性型ビタミンD3の前駆体となり、腎臓で水酸化されて活性型ビタミンD3となります。 細胞のビタミンD受容体に活性型ビタミンD3が結びつき、たんぱく質の遺伝子発現を誘導する事により、腸管でのカルシウムの吸収の促進、血液中のカルシウム・リン酸の恒常性維持等の効果が知られています。
ビタミンD の多い食品は何ですか?
ビタミンというと野菜類に豊富に含まれているイメージのある方もいらっしゃるかもしれませんが、実はビタミンDは野菜には含まれていない栄養素です。 主な摂取源は魚類 で、そのほか肉類や卵類、乳製品やきのこ類など に含まれています。
ビタミンD 過剰 どのくらい?
それでは、具体的にどれくらいの量を摂取すると過剰摂取になるのでしょうか。 米国がん国立研究所のデータによると、9歳以上の方は1日100μg以上の摂取で健康への悪影響のリスクが高まります。 なお、ビタミンDの過剰摂取が起こりやすいのはサプリメントなどを利用した場合です。