強いストレスを感じる出来事に遭遇すると、多くの人が数日から数週間続く一時的な不眠を経験します。 しかし、一部の人では不眠が1ヶ月以上にわたり持続します。 不眠が週3日以上、3ヶ月以上持続する場合、治療が必要な慢性不眠症の可能性があります。 不眠症は単独で生じる場合もあれば、精神疾患や身体疾患に伴い生じる場合もあります。
不眠 いつまで続く?
不眠状態を続けた世界記録は264 時間12 分! 不眠状態を続けた世界記録として認められているのは、1964 年にアメリカの男子高校生による264 時間12 分(11 日と12 分)。 実験には最初2 人の友人がつきそい、最後の90 時間はスタンフォード大学の睡眠学者が立ち会って行われました。
不眠症 何時間から?
不眠症のタイプ症状入眠困難布団に入った後30分~1時間以上、眠りにつけない状態中途覚醒一度寝ても、夜中に何度も目が覚めてしまう早期覚醒起きる予定の時刻の2時間以上も前に目が覚めてしまって、その後なかなか眠ることができない熟睡障害眠りが浅くて熟睡感が得られない
不眠が続くとどうなるか?
不眠の状態が続くと、十分な休息がとれずに倦怠感がとれないだけでなく、意欲低下、集中力低下、抑うつ、頭重、めまい、食欲不振などさまざまな症状が現れ、生活の質が低下することがわかっています。 さらに最近は、睡眠障害が生活習慣病にかかるリスクを高め、症状を悪化させることや、その発症メカニズムが明らかになりつつあります。
夜中に何度も目が覚めてしまう?
夜中に何度も目が覚めるのは、うつ病のサインのひとつです。 ・明け方に目が覚めて眠れなくなるなどの睡眠障害があることが多いです。 うつ病の他、自律神経失調症の場合も夜中に目が覚めるなどの睡眠障害がみられます。 また、何度も目が覚める症状が1ヵ月以上続く場合には、不眠症の可能性もあります。