残薬が生じる理由について、「薬局の機能に係る実態調査」で最も多かった回答が「飲み忘れが積み重なったから」でした(67.6%)。 また、「自分で判断し飲むのをやめた」「新たに別の医薬品が処方された」「飲む量や回数を間違えていた」「別の医療機関で同じ医薬品が処方された」なども残薬を生み出す理由として挙げられます。
なぜ薬を飲み忘れるのか?
飲み残し薬が生じる理由で最も多いのは、「服用するのをつい忘れてしまうから」65.8%。 次いで、「体調回復などにより飲む必要がなくなったから」30.0%、「指示通りに飲まなくてもよいと思うから」10.9%。 飲み残し薬がある場合はどのようにしているかを聞いた結果、最も多い回答は「保管しておく」で51.5%。
残薬確認 なぜ?
患者さまにお薬の残りを確認させていただくのは、患者さまに適正にお薬を使用していただくためです。 お薬がたくさん残っている場合には、飲み忘れや飲み残しがなくなるように薬剤師が医師に相談することがあります。 その結果、処方するお薬の量を減らしたり、新たにお薬を処方することを止めたり、お薬の種類を変更することもあります。
残った薬どうしてる?
実際に余った薬がある場合、量によっては薬局へ持ち込んで対処法を相談する必要があります。 しかし、少ない量の場合には自分で処分することも可能です。 薬局であっても、自分で処分する際には注意が必要です。
飲み残しの薬 いつまで?
飲み残しを減らす方法② 使用期限を確認して処分 処方薬の使用期限は製造から3年間が一般的です。 ただし、この期限は一定の温度・湿度・明るさ等で未開封の状態で保管された場合の期限のことです。 工場出荷から医薬品卸や薬局での備蓄期間を経るため、患者さんの手に渡るまでさらに時間が経過しています。