大腸が長いと水分が吸収されやすく便が硬くなりやすいともいわれます。 大腸が異常に長い状態を結腸過長症と言い、特に直腸に近いS状結腸が長くなることが多くみられます。 大腸検査を行うと、6、7人に1人の割合でみられます。 ほとんどの人では便秘の傾向がみられますが、特に治療が必要となることはありません。
なぜ腸が長い?
なぜそんなにも広いのかというと、小腸や大腸の内部はフラットではなく、内壁には消化・吸収の役割を持った小突起が無数にあるため、表面積が膨大になるのです。 ちなみに、農耕民族の日本人は狩猟民族で肉食中心の欧米人より腸が長いという俗説がありますが、正確なエビデンスはありません。
便の太さ どれくらい?
通常、便の太さは3~4センチほどの直径あります。
腸 どこまで?
腸は、大きく小腸と大腸の2つに分けることが出来る。 小腸は更に口側から、十二指腸、空腸、回腸に分けられ、大腸は盲腸、結腸(上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸)、直腸に分けられる。 人間の腸の全長は7~9m程度で、3分の2は小腸である。
腸の長さはどのくらい?
腸は、胃に続く十二指腸から肛門までの細長い器官で、長さは約7~9メートル。 大きく小腸と大腸に分けられます。 長さが約5~7メートルもある小腸は、胃から送られてきた食物を2~4時間かけて消化し、栄養素の約90%を吸収します。 小腸から続く大腸は、長さ約1.5メートル。