私たちのお腹の中にある臓器の中でも最も長いのが、小腸と大腸です。 個人差はありますが、日本人の平均的な大腸の長さは約1.5メートル、小腸の長さは約6〜7メートルもあります。
腸 どれぐらい?
胃に入った食べ物は、胃の収縮活動と消化液の働きによっておかゆのようなドロドロの状態に。 それから少しずつ十二指腸に送られ、本格的な消化・吸収活動が始まります。 さまざまな消化液によって分解されたら小腸に送られ、時間をかけて栄養素が吸収されます。 大腸の長さは、約1.5メートル。
腸 検査 どこまで?
大腸カメラでできること このコラムでは分かりやすいように「大腸カメラ」といっていますが、正式には「下部消化管内視鏡検査」といいます。 下部消化管とは小腸から大腸までのことですが、大腸カメラでは大腸と小腸の一部(終末回腸)までを観察することができます。
消化器系 何メートル?
自分の口から肛門まで、消化管は約9mもの長さがあります。 日本人の平均身長(165cm)の5〜6倍もの長さということになりますね。 この長い器官の役割は、おもに消化・吸収。
腸が長い どうなる?
大腸が長いと水分が吸収されやすく便が硬くなりやすいともいわれます。 大腸が異常に長い状態を結腸過長症と言い、特に直腸に近いS状結腸が長くなることが多くみられます。 大腸検査を行うと、6、7人に1人の割合でみられます。 ほとんどの人では便秘の傾向がみられますが、特に治療が必要となることはありません。