通常は手首の内側で測定し、50~100/分が正常範囲です。 人間の身体は血液を心臓から全身に動脈を通じて送り出しています。 脈拍が遅かったり早かったりすると、心臓がポンプ機能を正常に果たしていなかったり、全身への血液供給が不十分になっている可能性があります。
脈拍の測定方法で正しいのはどれか?
手掌全体でおおう形では、脈拍を触知できない。 橈骨動脈の上に第二指〜第四指を置いており、脈拍測定の正しい方法である。
脈の触れ方は?
右手を左手首のシワの位置に薬指がくるように、人差し指、中指、薬指の3本を当てます。 左親指の付け根の骨の内側で、脈がよく触れるところを見つけてください。 この時、指先を少し立てると脈がわかりやすいでしょう。 15秒くらい脈拍を触れて、間隔が規則的かどうか、確かめてください。
脈拍の取り方は?
測定方法1秒針付きの時計を用意して、安静にしておきます。2手首や首のつけ根等、脈を感じられる場所に指(または手のひら)を置いて、15秒間の脈拍の数を数えます。3その値を4倍にすると、1分間当たりの安静時脈拍数となります。 ... 4しばらく指を置いたままにして、脈のリズムが規則正しいかも見てみましょう。
脈の強さは?
成人の場合、脈拍数が60回/分以下を徐脈、100回/分以上を頻脈といいますが、さらに40回/分以下、120回/分以上となっている場合や脈の触れが弱い場合では、心臓のポンプ機能を果たしていない、あるいは全身への血液供給が不十分になっている可能性があり、ただちに治療・処置が必要となります。