POINT1乳幼児期の鉄欠乏 乳児期は、お腹の中で蓄えた母体由来の鉄と食事由来の鉄によってまかなわれますが、生後半年ほどで母体由来の鉄はほぼなくなります。
赤ちゃんの貧血 いつから?
生後6ヶ月から離乳が完了する時期には貧血が起こりやすくなります。 そのほとんどが鉄欠乏性貧血です。 生後6ヶ月頃になると、胎児期からの貯蓄鉄が少なくなります。 一方、この時期の急速な成長に伴う血液量の増加に対し、赤血球を大きくするのに十分な鉄を必要とします。
9ヶ月の鉄分不足は?
離乳後期以降は赤身の魚肉、レバーの多用を 特に離乳後期(生後9~11ヶ月)以降は鉄分が不足しやすいので、離乳食に鉄分豊富な赤身の魚や肉、レバーなどを多用しないと鉄欠乏性貧血に陥りやすい。
母乳 鉄分 いつまで?
すなわち、鉄が欠乏すると、子どもの学習機能や運動機能にも影響を与えることが明らかになっています。 このようなことから、鉄は大変重要な栄養素のひとつであるといえます。 そのため、母乳育児では6ヵ月頃から不足する鉄を補っていく必要があります。
子供鉄分不足の症状は?
自覚症状としては、全身倦怠感、めまい、動悸、息切れ、耳鳴り、頭痛などです。 他覚的な所見としては、皮膚や粘膜の蒼白、頻脈、浮腫などです。 幼児では注意力散漫、易刺激性、落ち着きのなさ、認知能力や言語学習能力の低下などがみられることもあります。