歯根吸収とは、文字通り歯の根っこ(歯根)が吸収されることです。 この歯根吸収が軽度の場合は症状があらわれることはなく、ほとんど問題になりません。 しかし重症になると、治療後に歯がグラグラになったり、歯周病が進行したときに歯が抜けてしまうリスクが上昇する恐れが出てきてしまいます。 3 апр. 2020 г.
歯根吸収の症状は?
歯根吸収の症状 歯根吸収が起こってもほとんどの場合、症状はありません。 歯根吸収が重度の場合には歯の動揺が生じることがありますが、歯列矯正が原因の歯根吸収では稀です。
歯根吸収 いつから?
一般に、乳歯の歯根吸収は2,3年ほどかけて徐々に起こり、最終的に乳歯は、ほぼ歯冠を残すのみとなって抜け落ちるのが普通です。 最初に起こる下顎乳中切歯の交換は、早い子どもでは5歳半頃から始まり、平均的には6歳過ぎとなります。
歯肉退縮のリスクは?
歯肉退縮とは、歯茎が下がり(退縮)、歯根が露出するようになった状態のことを言います。 歯の根本(歯根)の表面が露出することで知覚過敏や、虫歯・歯周病リスクが増大する可能性があります。 ブラッシングが強すぎたり、歯周炎や外科的治療による原因で起こることもあります。
外部吸収の原因は?
病的な外部吸収の原因をいくつか挙げてみます。 ①外傷により歯に強い衝撃が加わると歯根の側面が吸収することがあり(図2)、歯が折れやすくなります。 ②歯の矯正で過度な力が持続的に加わると歯根の先端が吸収して無くなり、歯根が短くなることがあります(図3)。