貧血とは血液のなかを流れている血球成分の一つである赤血球数が減少する、あるいは赤血球に含まれるヘモグロビン(Hb)が低下することにより生じます。 Hbは酸素を結合して全身を回っているので、貧血になると脳が酸素不足になり、そのため立ちくらみ、めまい、失神などの症状を呈します。
赤血球が少ないのはどういう病気ですか?
全身に酸素を運ぶ役割を持つ赤血球が、体の中で少なくなることを貧血と呼びます。 体の中に十分な量の赤血球が無い場合、体の組織に酸素が十分行き渡らないため、息切れやふらつきなどの症状が出現します。 溶血性貧血は貧血の一種で、血管の中を流れる赤血球が破壊される(溶血)ことにより起こります。
赤血球が減るとどうなる?
赤血球は酸素を運搬しているため、その減少によって脳、筋肉、心臓などの全身に酸素欠乏の症状が起こります。 脳の酸素欠乏でめまい、頭痛が起こり、筋肉の酸素欠乏で身体がだるくなったり、疲れやすくなったりします。 心臓の酸素欠乏により狭心症様の胸痛が起こることもあります。
赤血球が少ないのはなぜ?
貧血の原因はひとつじゃない! 骨髄に血液を作らせるサインである「造⾎ホルモン」が腎臓で正常に作られなくなる。 頻発月経、過多月経などの月経異常や、胃・十二指腸潰瘍やがんなどによる出血により、赤血球・ヘモグロビンが不足する。 細菌感染、免疫の異常、激しい運動などで赤血球が破壊される。
赤血球を増やすにはどうしたらいいですか?
たんぱく質は、血液中の赤血球やヘモグロビンの材料となる大切な栄養素です。 良質のたんぱく質を含む食品とは、魚介類、肉類、卵、大豆製品、乳製品などです。 一度にたくさんとっても体の中に貯めておくことはできません。 毎食主菜にとりいれて食べるようにしましょう。