たばこを吸うと肺がんにかかるリスクが、男性は約4.8倍、女性は約3.9倍に増加します。 喫煙年数や喫煙本数が多いほどリスクが高くなり、禁煙を続けるほどリスクは徐々に低下していきます。 また、受動喫煙※によっても、肺がんのリスクは約1.3倍に増加します。 非喫煙者でも肺がんの原因として決して見過ごすことは出来ません。
肺がん タバコどのくらい?
喫煙指数が400以上 喫煙指数が400を超えると肺がんのハイリスクグループです。 たとえば20年間毎日20本の喫煙で、20×20=400となり、リスクが高い群になります。 しかし、たばこをやめた時点から、肺がんに罹るリスクは確実にへっていきます。
喫煙 がん 何倍?
死亡原因ごとにみると、たばこを吸う人の死亡率は、がん(男性 1.6倍、女性1.8倍)、心臓病や脳卒中などの循環器疾患(男性1.4倍、女性2.7倍)、その他の死因(男性1.6倍、 女性1.4倍)のいずれでも高くなっていました(下図)。
肺がん タバコ 1日何本?
これまで、肺がんと喫煙の関係を調べた研究では、1日の喫煙本数と肺がんを発症するリスクの間にほぼ直線的な関係が見られており、1日に20本喫煙する人に比べ、1本しか吸わない人のリスクは約20分の1(5%)になると報告されていました。
喫煙 乳がんリスク 何 倍?
厚生労働省研究班の調査では、閉経前女性では喫煙により、乳がんリスクが3.9倍に、受動喫煙でも2.6倍になるという結論でした(Int. J. Cancer.