稀発月経とは、40~50日ごとに月経が来ることを言います。 このような状態の多くは月経が始まった日から排卵するまでに長い日数(例えば30日間)を要し、その14日後に次回の月経が来るタイプ(遅延排卵)がよく見られます。
生理不順の排卵は?
月経がたまにしかない(稀発月経) つまり、排卵はあるものの、スムーズに排卵がおこらないことが多いのです。 あるいは月経と思っていた出血が実は排卵がない出血(無排卵性出血)ということもよくあります。 つまり、生理不順(生理が遅れがち)の原因は排卵がスムーズにおこっていないことのサインと考えられます。
排卵遅延の原因は?
主な原因は中枢性(自律神経に関係している視床下部性と、ホルモンの中枢の下垂体性)の排卵障害や卵巣機能低下、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、黄体機能不全などがあります。 その他、黄体化非破裂卵胞(LUF)、高プロラクチン血症も原因のひとつとして考えられます。
無排卵月経 いつまで続く?
無排卵性というのは、文字どおり卵巣からの排卵がない場合です。 思春期や閉経前にはよく起こります。 月経血の量は少ないのに、10日も2週間もダラダラと月経が続くことが多いのが特徴です。
排卵日 早まる なぜ?
排卵が早くなり、卵子の質が低下する原因はいろいろありますが、主として、ストレスによる交感神経亢進、甲状腺機能の亢進、卵巣機能の低下などが考えられます。 また、更年期が近づくと、卵巣機能が低下してFSHが上がり、基礎体温も高くなり、排卵が早くなることがよくあります。