A: 歯周病は、心臓血管疾患、呼吸器感染症、 糖尿病への影響のほか、 早産・低体重児出 産、骨粗鬆症との関連もあるとされています。
歯周病はどんな病気ですか?
歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯の周りの歯ぐき(歯肉)や、歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。 歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞し歯肉の辺縁が炎症を起こして赤くなったり、腫れたりしますが痛みはほとんどの場合ありません。
歯周病がリスクファクターとなりうる疾患はどれか?
前述したように、動脈硬化には歯周病菌が関連している可能性が指摘されています。 したがって、歯周病は狭心症や心筋梗塞という心臓病のリスクファクターと言えます。
歯周病 全身疾患 なぜ?
歯周病が進行すると、歯と歯ぐきの間にある歯周ポケットが深くなります。 歯周ポケットの中は酸素の少ない嫌気的な環境なので、歯周病菌がどんどん繁殖するようになるのです。 その一部が血流に乗り、全身を巡ります。 そこから全身の病気への影響が始まります。
歯周病に関与する細菌はどれか?
歯周病と心臓疾患・脳血管疾患 歯周病の原因となるのは、歯垢と呼ばれる細菌です。