歯肉炎・歯周炎を含む歯周病の直接的な原因は、歯垢(プラーク)です。 歯垢(プラーク)は生きた細菌の塊で、そのほとんどが酸素の少ない場所を好むため、歯と歯ぐきのすき間(歯周ポケット)に潜んでいます。 この歯垢(プラーク)中の細菌が出す毒素によって、歯ぐきに炎症が起きてしまうのです。
なぜう蝕や歯周病になるのか?
むし歯の原因菌であり、歯周病の原因、歯垢を作りだすミュータンス菌は、決して特別な菌ではなく、成人であれば誰の口のなかにもいます。 ですから、むし歯や歯周病を予防するには、ミュータンス菌の「エサ」となる食べかすや、ミュータンス菌などの細菌の温床となる歯垢を取り除くことが重要。
歯周病菌 いつから?
いつも口の中が汚れている子どもたちは、5歳前後から歯肉炎が徐々に始まり、歯周病がじわじわ起きてきます。 厚生労働省の歯科疾患実態調査(昭和62年、旧厚生省公表)によると5~14歳で33%の小中学生の3人に1人が歯肉炎・歯周病にかかっています。