歯周病が万病の元って、どういうこと? 歯周病の元となるのは、「歯周病菌」とよばれる細菌群です。 歯周病菌とは一種類の菌の名称ではなく、数百種類にもおよぶ「歯周病を起こす原因となる細菌」の総称です。 これらの細菌は、何らかのきっかけにより、血管から全身へと入りこんだり、口腔から気管を通って肺に炎症を起こすことがあります。
歯周病菌はどこからやってくるのか?
歯周病菌が感染する経路は、唾液です。 歯周病菌に感染したお口の唾液が、入り込むことで歯周病菌に感染します。 唾液が入り込むというと、驚かれるかもしれませんが、唾液が入り込む経路はいろいろあります。
歯周炎がリスクファクターとなりうる疾患はどれか?
また、血 糖コントロールが不十分の場合は、感染し易くなり傷の治りが悪くなったりして、歯周病の憎 悪につながると考えられます。 近年の疫学調査から、糖尿病は歯周病のリスクファクターであ ることが明らかとなり、米国では歯周病は腎症、網膜症、神経症、大血管障害、小血管障害に 次ぐ糖尿病の第6番目の合併症とされています。
歯周病 全身疾患 なぜ?
歯周病が進行すると、歯と歯ぐきの間にある歯周ポケットが深くなります。 歯周ポケットの中は酸素の少ない嫌気的な環境なので、歯周病菌がどんどん繁殖するようになるのです。 その一部が血流に乗り、全身を巡ります。 そこから全身の病気への影響が始まります。
歯周病どんな人がなる?
歯周病になりやすい人は、歯みがきが十分に出来ていない、喫煙の習慣がある、ストレスがあるなどの原因がある場合が多いです。 歯周病は進行すると歯を失うだけでなく、糖尿病や動脈硬化などの全身疾患に関係があることがわかってきています。 健康のために歯周病をしっかり管理していくことが重要です。