歯周病菌は、食べかすなどに含まれるたんぱく質を分解する過程でこのガスを作り出すのですが、ニオイがとても強烈なのです。 一般的には“腐った玉ねぎのようなニオイ”と表現されます。 これは重症化せずとも生じる歯周病の症状です。
歯周病 臭い どこから?
歯周病の口臭の原因となっているのは、骨が破壊されて深くなった歯茎の溝(=歯周ポケット)の内部に繁殖してしまった空気を嫌う歯周病菌が作り出す、硫化水素やメチルメルカプタンといったガスです。 硫化水素はよく、おならの匂い、卵が腐った匂いに例えられます。
歯茎 膿 どんな臭い?
上述のとおり、歯槽膿漏による口臭の原因物質は、主にメチルメルカプタンです。 メチルメルカプタンは、「野菜や魚が腐ったようなニオイ」を発するのが特徴です。 虫歯や歯槽膿漏、また呼吸器系や消化器系の病気が原因となって発生する口臭を「病的口臭」と言いますが、病的口臭の大半は歯槽膿漏が原因だとされています。
歯槽膿漏はなぜ臭い?
歯槽膿漏になると、歯と歯ぐきの境目にある歯周ポケットが深くなり、その中で歯垢がたまり、細菌が大量に繁殖します。 そして、これらの細菌が硫化水素やメチルメルカプタンを大量に作り出します。 この結果、口の臭いを発生させるのです。 さらに歯槽膿漏が進行すると、歯周ポケットに至る所で持続的に炎症が起こり、膿が常に出続けます。
口が臭い どんな匂い?
「硫化水素」は腐った卵のようなにおいや温泉臭に似て、「メチルメルカプタン」は魚の臓物臭のようなにおいに似ています。 このように口臭の原因の8割が歯周病からであることから、口臭予防の第一歩はタンパク分解能を持つ歯周病菌や、分解されて口臭の原因になるタンパク質を増やさないことです。