チック症(チック障害)には運動性チック症、音声チック症があり、本人の意思とは関係なく体の一部の速い動き(まばたき・顔をしかめる・首を急激に振る)や発声(咳払い、鼻を鳴らす、舌を鳴らす、「シュー、ンー」といった音を出す)を繰り返すといった状態が一定期間続きます。
チック症とは何?
チック症とは、まばたきや咳払い、首振りや奇声が本人の意思に関係なく繰り返し出てしまう疾患です。 小児〜青年期に現れ、多くの場合は成人するまでに改善・消失すると言われていますが、大人になっても症状が持続したり、再発するケースもあります。
チック症 どんな時に出る?
しかし、不安や緊張、興奮、疲労などが誘因となりやすい。 不安などのストレスや強度の疲労によって悪化しやすく、心身ともに落ち着いている状態のときは改善する傾向にある。 また、チック症は、環境的な要因で起こる可能性もある。 また、テレビの見過ぎで目が疲れてしまったことをきっかけに、チック症が発症したという例もある。
チック症の別名は?
チック症、ジル・ドゥ・ラ・トゥレット症候群
チック症 どうする?
チック症は基本的に治療が必要な病気ではありませんが、日常生活や学校の授業に支障が出る場合はかかりつけ医の判断で薬物療法を行います。 ただ、眠気などの副作用が出ることがあるので薬の使用は最小限にとどめ、日常生活が送りやすくなったら薬の用量を減らしていきます。