最初に、「あおあざができる」、「鼻血」「歯ぐきの出血」などの症状 が出現して気づくことが多いのですが、出血傾向が放置され、急激に 大量出血があるとショック状態になり、危険な状態になる例もみられ ます。 出血が進行すると次第に貧血状態になり、さらに慢性的な出血の場 合は鉄欠乏性貧血をきたします。
出血傾向 何故?
人間の身体には、出血を止めるための機能として血液中にある血小板(けっしょうばん)や凝固因子(ぎょうこいんし:血液を固まらせる働きをするタンパク質)を持っています。 何らかの理由でこの働きが崩れると「出血傾向(しゅっけつけいこう)」が出現します。
出血多量になるとどうなる?
血液の喪失量に応じてさまざまな症状が現れる可能性があります。 具体的には、手足が冷たく蒼白になると同時に汗ばむようにもなり、意識状態にも変化が生じて不穏になります。 また、呼吸回数が増え、脈が触れにくくなります。 さらに、進行すると血圧が低下し、命にかかわることもあります。
血小板 出血傾向 なぜ?
血小板は、赤血球や白血球と同様に骨髄の中で産生され末梢血中に現れる血液成分の1つで、血管壁が損傷した場合にその傷口に集まって凝集し出血を防ぎ、止血する役割を果たしています。 血小板の数が少なすぎると出血傾向となり、血小板数は正常でもその働き(機能)に異常があるとやはり出血傾向になります。
体内 出血 どうなる?
内出血による出血で、血のかたまり(血腫【けっしゅ】)が体の中にできるので、この血腫が周りの組織を圧迫して障害を起こします。 関節の中の出血(関節内出血)の場合は関節の組織全体を圧迫し、関節に障害が出ます。 筋肉内出血の場合、筋肉を圧迫して筋肉が障害されますし、その周りの神経や血管を障害することもあります。
出血 血圧どうなる?
例えば、出血が起きると、血液量が減って血圧が低下します。 このような場合、血圧が下がりすぎないようにセンサーが複数のプロセスを活性化させます。 具体的には、心拍数が上昇して心臓の拍出量が増加し、静脈が収縮して保持する血液の量が減少し、細動脈が収縮して血流への抵抗を強めます。
点状出血 足 何科?
足底、特に踵に黒い点状の出血がみられます。 ダーモスコピーで拡大すれば診断がつくので、心配な場合は皮膚科を受診するようにしましょう。
点状出血 なぜ?
皮膚や粘膜に点状・斑状の出血を起こす病気です。 原因としては血液成分の異常、血管の異常などがあり、なかには原因不明のものもあります。
血液 固まるとどうなる?
止血には血液の凝固が伴います。 血液が凝固しすぎると、出血していない血管までふさいでしまうことがあります。 凝固が不十分すぎると、軽いけがでも過剰な出血が生じやすくなります。 ゆえに体には、凝固を抑制し、もはや必要なくなった血のかたまりを溶かすための仕組みが備わっています。