降った雨は、地下にしみこんだり、川に集まったりして、また海に戻って行くのです。 水は、自然のなかでめぐりめぐってもとに返り、これをくりかえしているのです。 これを“水の 循環 じゅんかん ” といいます。 つまりこのくりかえしがうまくいっているときには、川の水はなくならないのです。
何故川の水は無くならないのか?
地球上では、水はずっと減ることもあふれることもなく、一定の量をたたえている。 それは、水が姿(すがた)を変えていろんな場所で、ぐるぐるまわっているからだよ。 海の水が太陽の熱であたためられると、水蒸気(すいじょうき)になる。 水蒸気は空気中で冷やされて、雲になる。
なぜ川の水はしょっぱくないのか?
海の水は、しょっぱいのですが、蒸発(じょうはつ)するときに塩分は残り、雲をつくる水蒸気(すいじょうき)には、ほとんどふくまれていません。 川の水は、川底の岩や石の間を流れる間に、岩や石にふくまれている塩分を、少しずつとかしこみます。 川の水には、しょっぱいほどの、塩分はふくまれていませんが、塩分は少しふくまれています。
海の水が溢れないのはなぜ?
海の水があふれないのは、世界の川の水が海に流れこむ量よりも、海から蒸発(じょうはつ)する水の量がずっと多いためです。 海や陸から蒸発(じょうはつ)した水蒸気(すいじょうき)は、上空に上がって雲になり、雨や雪となって陸や海にもどってきます。
水はどうやってできているのか?
誕生して数億年の地球は岩石の塊で、水のもとになる水素や酸素も岩石の中に閉じ込められていました。 この岩石が地殻の熱で溶かされ、そこで遊離 ※1した水素と酸素が結合して、水ができたのです。