生後9ヶ月頃よりはっきりした症状を現すものが多くなってきます。 一番発症しやすい年令は1~3才で、5才までに多くは発病します。 一方、小学校入学くらいには発作の重症度、頻度とも改善していき、小児の喘息の約70%が17 、18才までに治癒しますが、残りは成人にまで持ち越します。
喘息 どのくらい?
重症度は、発作の頻度、強さ、夜間の症状と肺機能検査(ピークフローの値)をもとに喘息症状が週に1回もない時は軽症間欠型、週1回以上は軽症の持続型、毎日ある人は中等症、日常生活に支障ある人は重症と診断します。
喘息 診断 何歳?
初めて喘息と診断される年齢や発作が多いのは2歳から5歳なのですが、そのなかでも、年に1~2回風邪をひくとゼーゼーいうけれども、あとは元気、という場合は、間欠型で、その時だけの発作を抑える治療を短期間行うだけで構いません。
喘息 どのタイミングで病院?
発作時のお薬を使用し、様子をみます(吸入であれば15分、内服であれば30分くらい)。 お薬を使用しても様子が変わらない場合や悪化している場合は、すぐに病院を受診しましょう。 発作時の吸入のお薬を持っている場合は、20~60分後にもう一度吸入しましょう。
喘息かどうかの判断は?
スパイロメーターという検査機器を使って、気道内の空気の流れ方を調べます。 マウスピースをくわえて、息を最大限まで吸い込んだ後、できるだけ勢いよく最後まで吐ききります。 最初の1秒間で吐き出した空気量を1秒量と言いますが、ぜんそく(喘息)の場合は気道がせまくなっているので、正常値よりかなり低くなります。