ぜん息の治療は、重症度に応じた治療ステップより開始し、コントロールが得られたら治療をステップダウンしていきますが、ぜん息の症状が改善し安定しても、少なくとも3か月は様子をみる必要があります。
喘息はどのくらいで治るのか?
治りますか? 喘息は体質に由来する疾患なので、治ることはありません。 年齢や妊娠の影響で「治った」といえるほど良 くなる方もいますが、10 年くらい落ち着いても風邪などをきっかけに発作が出ることもあるので、治るの ではなく眠っていると考えたほうが良いと思います。
喘息は完治しますか?
ぜん息は、アレルギーなどが原因となって気道に慢性的な炎症が起こり、せきやたん、ぜん息発作などの症状が起こる病気です。 成人になってからのぜん息は、完治させることが難しい病気だといわれていますが、適切な薬物治療と自己管理を継続することで、仕事への影響もなく、健康な人と変わらない生活を送ることができるようになっています。
いつまで続く咳喘息?
風邪をひいて、症状が治まってきたにもかかわらず咳だけが3週間以上も続くような場合は咳喘息の可能性があります。 また、男女の比率では女性のほうが多く、非喫煙者よりも喫煙者のほうが多い傾向にあります。 咳喘息はアレルギー性疾患ですので、アレルギー性鼻炎などの他のアレルギーを持っている人が罹りやすいです。
喘息 吸入器 いつまで?
一般に小児の場合は、症状が出ないコントロール良好な状態が約3か月以上、成人では3か月から6か月以上保てれば、薬の減量(ステップダウン)を考慮します。 さらに、必要最少量の薬でコントロール良好な状態が保てれば、中止を試みることがあります。