褥瘡(じょくそう)。 皮膚の同じ部分に長い間自分の体重による圧迫がかかることにより、血流が悪くなり、皮膚表面の組織が壊死することをいいます。 寝たきりの高齢者などに起こりやすい症状です。
床ずれのことを何と言う?
床ずれ(とこずれ)は医学的に褥瘡(じょくそう)といいます。 初めは圧迫を受けた部位が赤くなり、水疱(すいほう)や紫斑(しはん)が現れます。 浅い褥瘡では浅いびらんが、深い褥瘡では急性期を過ぎたころに創面が徐々に黒ずんで、壊死(腐った)組織が出てきます。
床ずれ って何ですか?
褥瘡とは、寝たきりなどによって、体重で圧迫されている場所の血流が悪くなったり滞ることで、皮膚の一部が赤い色味をおびたり、ただれたり、傷ができてしまうことです。 一般的に「床ずれ」ともいわれています。
床ずれ どうしたらいい?
体位をこまめに変える 床ずれは同じ部位に長時間の圧迫が続くことで起きるので、こまめに体位や姿勢を変えれば、発生を防ぐことにつながります。 2〜3時間に1回程度は、向きを変えるようにしましょう。 寝たきりの方であれば、仰向け、左向き、右向きと変えていきます。
褥瘡 なんでだめ?
褥瘡は放置しておくと皮膚の炎症が悪化し、水ぶくれや、膿が溜まった膿瘍を形成することもあります。 さらに進行すると褥瘡から体液が漏れ出ることで、体に必要な水やタンパク質などの栄養素が失われ低蛋白血症を起こしてしまうこともあります。 また、傷口から細菌感染症を起こすこともあります。