たばこを吸う人がいなくなれば、COPDになる人はほぼ、いなくなります。 呼吸機能は加齢に伴い、誰しも低下していくものですが、たばこの煙は肺胞を破壊し、そのスピードをいっそう加速させます。 たばこをやめたからといって、こわれた肺の機能は元には戻りませんが、若干は改善するといわれています。
COPD 喫煙続けるとどうなる?
COPDは、タバコの煙などの有害物質を吸い続けることで、気管支や肺胞の炎症が生じ、肺の働きが低下する病気です。 自覚症状がないまま進行する場合が多く、病状が進むと酸素ボンベなしでは生活ができなくなります。
禁煙 何年 元通り?
さらに禁煙後1年たつと肺機能が改善し、禁煙2-4年後には虚血性心疾患や脳梗塞のリスクが約1/3減少します。 肺がんのリスクが低下するのは禁煙5年後以降と少し時間がかかりますが、禁煙して10-15年経てば様々な病気にかかる危険が非喫煙者のレベルまで近づくことがわかっています。
喫煙 肺気腫なぜ?
タバコの煙には化学物質が数千種類、その中で有害物質が数百種類以上含まれています(体表的な有害物質が、ニコチン・タールです)。 この有害物質を長年吸い続けることにより、細い気管支の炎症と肺胞(はいほう)の壁が破壊されて、肺気腫となります。
COPD 喫煙者の何割?
COPDにかかるリスクは、長年にわたって粉塵等を吸い込むことや大気汚染によって高まりますが、最大の原因は喫煙と考えられています。 もちろん、タバコを吸っているからといって必ずかかるわけではなく、喫煙者がCOPDにかかる割合は20%前後といわれています。