COPDの患者さんがやせる理由 しかしCOPDの患者さんでは、食事をとると、息苦しくなり、疲れる。 また膨張した肺が胃を圧迫しているため、食欲がない。 食事で十分な量をとれない。 その結果栄養不足となり、重症になるに従って、しだいにやせてしまいます。
COPD 呼吸筋低下 なぜ?
COPD 患者さんが、栄養障害によりやせてしまうと、呼吸筋や下肢筋などの筋力が低下します。 筋力が低下すると、動くだけで息切れや倦怠感が増加し、体を動かしたくなくなります。 その結果、活動量が低下して家にとじこもりがちになってしまい、さらに食欲が低下します。
COPDの必要カロリーは?
COPD~十分な栄養をとりましょう~ COPDの方は代謝が亢進しているので、体のエネルギー源として1日に2000~2400kcalが必要です。 (体重60kgの人で安静時エネルギー量が1600kcalの場合、その1.5倍の2400kcalが目標となります。)
COPD 分割食 なぜ?
(3)○ 分割食を勧める。 肺の過膨張により横隔膜が押し下げられるために生じる腹部膨満感を予防するために、少量頻回食とする。
COPD 脂質 なぜ?
COPDの人にとくに摂っていただきたい栄養素は、少量でも高エネルギーを摂取できる脂質です。 脂質は、体の中で燃焼したときに発生する二酸化炭素の量が、タンパク質や炭水化物に比べて少ないため、呼吸への負担も少なくなるという特徴もあります。