COPDでは呼吸をするたびに肺の中にはき出せない空気がたまって息苦しくなりますが、口をすぼめて息をはくと、気管支の内側に圧力がかかり、呼吸が速くなっても気管支のつぶれを防ぎながら、空気を効率よくはき出すことができます。
COPD 樽状胸郭 なぜ?
COPDの原因と病態生理 口をすぼめて、少しずつ呼吸をします。 また、COPDの患者さんは、空気が肺内に残ってしまうため、胸郭がビア樽状に変形していきます(図2)。
COPD 息を吐けない なぜ?
慢性閉塞性肺疾患では気管支が細くつぶれた状態になっており、息を吐こう としても、うまく吐けない。 その結果、肺の中に空気が溜まって横隔膜の動く 幅が減少してしまう。 空気がいっぱいの為、新鮮な空気を吸うことが出来ない。
喘息 口すぼめ呼吸 なぜ?
喘息発作では気道が細くなっているため、肺の中の汚れた空気が出にくくなっています。 口をすぼめると、通常の呼吸時と比べて体の中で肺を風船のようにふくらませるような感じに なります。 こうすると気道が押し広げられて肺の中の汚れた空気が出やすくなるため、 新鮮な空気が入りやすくなります。 実際にやってみましょう!
COPD 過共鳴音 なぜ?
気道や肺胞に痰が貯留していると、空気がそこを行き来するときに乱流が生じ、共鳴音が発声します。 それが肺性副雑音です。 肺気腫は、肺が余分な空気を含んで過膨張となるため、胸郭(きょうかく)の左右径より前後径が増大しているビール樽様胸郭が認められます(図4)。