CTは比較的動きに強く空気や石灰化の描写が得意な検査です。 特に心臓やその周りにある肺、血管の石灰化の診断に有用です。 また、一度に広範囲の撮影が可能な検査です。 一方、MRIは骨のアーチファクトを生じやすい頭部(脳動脈・脳実質)の検査や脊椎、四肢などの関節軟部組織の描出を得意としています。
MRIとCTどちらがいいか?
MRIの方が圧倒的に優れています。 脳や脳血管が造影剤を使わず観察できます。 MRIは頭部の血管、梗塞、腫瘍、脱髄疾患など殆どの頭蓋内疾患でCTより有用な為、スクリーニング検査の第一選択です。
MRIは年に何回?
MRIについては何回受けても人体には影響ありません。 CTやレントゲン検査については、検査を受けるメリットがX線検査 による医療被ばくのリスクを上回る場合については、検査の制限はありません。
CT と MRI って何が違うの?
CT検査は撮影の仕組みとして放射線を使用します。 それに対して、MRI検査は磁力と電波を使用して撮影を行います。 体の断面を撮影した複数枚の写真をコンピュータで処理して、希望の部位の画像を出力したものがCT検査です。 体の細胞に含まれる水素原子を、磁力と電波によって影響を与えて画像化したものがMRI検査です。
CTとMRIどちらが高い?
臓器の信号をとらえる方法が異なり、CTはX線を、MRIは磁場を、それぞれ用いています。 CTの方が、検査料が安く、短い時間で撮影ができます。