MRIについては何回受けても人体には影響ありません。 CTやレントゲン検査については、検査を受けるメリットがX線検査 による医療被ばくのリスクを上回る場合については、検査の制限はありません。
年に何回もCT?
CT検査では多く見積もっても1回の検査で20ミリシーベルトを超える被ばく線量はありえません。 年に複数回検査を受けられる方もおられますが、1回の検査で受けた放射線による細胞の傷害は、通常数日のうちに修復されますので、極端な短い期間内に繰り返し検査を受けない限り細胞の傷害が残って発がんする可能性も極めて低いと言えます。
CT 月に何回まで 算定?
診断料は、CTでもMRIでも暦月で1回のみ450点、電子画像管理加算は一連の撮影1回に限り120点です。 診療所でもCTやMRIを備えているところは増えてきています。
CT検査の危険度は?
レントゲン(単純X線検査)やCT、超音波やMRIなどの検査をすることで、病気を正確に診断し、適切な治療方針を決めることが可能となります。 このように、検査には大きな便益がありますが、レントゲン検査やCT検査は放射線の被ばくを伴うので、将来的に発がんの増加の可能性(リスク)があります。
CT検査の放射線量は?
CT検査にはX線が使われます。 その放射線の量(「線量」といいます)は、撮影部位(頭部・胸部・腹部・全身など)や撮影手法により異なりますが、1回あたり5-30mSv程度です(表1参照)。