すい臓がんは、極めて悪性度が高く、進行も早いがんであり、周囲の神経や血管に広がっていくことにより、背中の痛みとして症状が出ることが多いです。 夜も眠れないほど背中が痛かったり、朝に背中の痛みで眼が覚めるなどの症状がある場合は、早めの受診をお勧めします。
膵臓癌は背中のどこが痛くなる?
膵臓は後腹膜という背中に近い側に張り付いているため、膵臓に病気が起こると腰が痛くなることがあります。 膵臓による腰痛には痛みの出方に特徴があります。 腰が痛い時に、膵臓癌を心配して受診いただくことも良く経験します。
膵臓癌 背中の痛み なぜ?
膵臓癌の背中の痛みなどの理由は、膵癌が背中側にある神経叢(しんけいそう)に浸潤(しんじゅん)することで起きます。 神経を直接障害するために、膵臓癌の背中の痛みは時に強烈な痛みとなり、モルヒネなどのオピオイドなどの強い痛み止めが必要になることが多いです。
膵臓癌は腰が痛くなりますか?
痛みについて すい臓がんは診断時に、腹痛や腰背部痛といった痛みが現れていることの多いがんです。 極めて悪性度が高いがんで、小さくてもすぐに周囲の血管、胆管、神経等への浸潤や近くのリンパ節への転移、肝臓などへの遠隔転移を伴うことが多いため、それによる内臓痛*1や神経障害性疼痛*2を早期に合併することがあります。
膵臓がん どこが痛い?
上腹部痛は最も多く見られる症状で、食事とは関係なく、背中の痛みや夜中の痛みなどが激しく続くのが特徴的です。 膵臓の周囲にはたくさんの神経が分布しているため、がんが浸潤(しんじゅん) すると神経を侵しやすく、そのため痛みも強くなります。