大腸がんの浸潤が進み末期の状態になると、がんの組織が大腸を突き破り、腸管からの出血を引き起こします。 この出血が持続すると重度の貧血につながることもあります。 さらに、腸管から腹腔内にばらまかれたがん組織は、腹膜に転移して「腹膜播種」という状態になると、腹水や水腎症、激しい腹痛など、様々な症状を引き起こします。 1 февр. 2019 г.
がんになるとなぜ腹水がたまる?
がんが肝臓または血液を肝臓に運ぶ門脈に広がると、血圧が肝臓内で上昇し循環を損なうことがあります。 体液が血管やリンパ管から滲み出て、その量が多くなり、腹部に体液が蓄積します(お腹に水がたまる状態になります)。
胃がん 腹水 なぜ?
胃がん末期には、体の組織の水分調節機能もうまく働かなくなってしまうため、腹水も溜まりやすくなります。 腹水が溜まると腹部の膨満感や足のむくみ、排尿障害などが起こることがあります。 胃がんも末期の状態になると、がんに侵された組織から出血が生じるため、吐血や下血などの症状がみられるようになります。
大腸がん なぜ下痢?
大腸がんが進行すると、大腸が狭くなるため便が滞り、 少しずつ数回に分けて便意をもよおすことがあるのです。 これを下痢と勘違いしてしまう事があります。 また下痢と便秘をくり返す場合もあります。 この症状の場合は過敏性腸症候群を第一に疑いますが、大腸がんを疑ってみる必要もあります。
大腸癌から肝臓に転移 なぜ?
大腸がんが肝臓や肺に転移しやすいのは、大腸で吸収された栄養が、血液によって肝臓に運ばれるため、がん細胞も肝臓に運ばれやすいためです。 大腸からの血液が集まって肝臓へと注ぎ込む血管を門脈といい、大腸のがん細胞もこの門脈によってまず肝臓へと運ばれます。