大腸の血流はまず肝臓に流れるため、大腸がんの 血行性転移 けっこうせいてんい で最も多いのは肝臓への転移です。 次に多いのが肺への転移、さらに進行すると、骨や脳など全身の臓器に 血行性転移 けっこうせいてんい を起こすこともあります。
大腸癌はどこにできやすい?
大腸がんができやすい部位は直腸とS状結腸で、全体の約70%をしめています。 直腸は大腸の全体の約10%を占めますが、全大腸がんの約50%が発生するほどがんができやすい場所です。 2番目に多いのは便が長い間貯留しているS状結腸です。
大腸がんはどこが痛い?
腸管が腫瘍により完全に詰まってしまった場合は腸閉塞と言われる状態となり、腹痛や嘔吐として症状が現れることがあります。 直腸がんの場合、腫瘍が肛門に近いと肛門痛として認識されることがあります。 また、腫瘍が腸管外の神経や他臓器に浸潤している場合は腹部以外の痛み(下肢痛、背部痛、臀部痛など)として認識されることもあります。
大腸がん しこり どこ?
盲腸・上行結腸・横行結腸は大腸の右側にあり、下行結腸・S状結腸・直腸は大腸の左側にあります。 がんが大腸の右側にできた場合には自覚症状が現れにくく、腹部に腫瘤(しこり)ができたり、慢性的な出血による貧血が現れてから診断されることが多いと言われています。
大腸がん 再発 どこ?
結腸がんでは、肝臓での再発が最も多く起こります。 一方、直腸がんでは、肝臓、肺、局所での再発がそれぞれ同じぐらい起こります。 大腸がんの再発のうち、約95%が手術を終えてから5年以内に見つかります。