ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「大腸」の解説 構造は一様でなく,盲腸,結腸,直腸の3部に分れる。 結腸は,上行,横行,下行およびS状結腸に分けられる。 大腸は,小腸で消化吸収した食物の残りをしばらく貯蔵し,その間に水分を吸収し,糞便を形成して定期的に体外に排泄する。
結腸 何部?
大腸の一部。 盲腸から続いて始り直腸にいたる。 腹腔の中で額縁状に位置し,上行結腸,横行結腸,下行結腸,S状結腸の4部分から成る。
大腸 何器?
大腸は、小腸から続く1.5〜2メートルほどの長さの消化器官で、小腸から送られた液状の便から水分やミネラルなどを吸収し、固形の便にして肛門に運ぶ働きがあります。
大腸は何をするところ?
大腸は、糞便を固くするために、腸管の壁にある血管へ水分と塩類を吸収させる働きがあります。 また、糞便をなめらかにするために粘液を分泌しています。 多量の腸内の細菌を排泄し(全固形成分の約1/3)、細菌に対する防御機構も働いています。 そして筋肉の蠕動(ぜんどう)運動により、内容物を直腸に向かって移動させます。
大腸とは何か?
大腸とは 大腸は、水分やミネラルを吸収し、便を作るはたらきをしています。 食事をしてから便が排泄(はいせつ)されるまでは通常24〜72時間かかります。 大腸の長さは1.5メートルほどで、盲腸(もうちょう)、結腸(けっちょう)、直腸(ちょくちょう)に分けられます。