鼻水は鼻の「洗浄液」 先に説明したように、鼻腔内では常に粘液が分泌されることで、適度な湿り気が保たれています。 ところが、鼻粘膜にウイルスなどの病原体や花粉などの異物がくっつくと、それを排出しようとして粘液が多量に分泌され、鼻から出てくることがあります。 これが、いわゆる鼻水です。
鼻水の水分はどこからでてくるのか?
ところが、鼻の粘膜に炎症が起こると水分があふれ出すため、それも鼻水になります。 健康な人の鼻水の8割は分泌腺からの分泌液、残りの2割は血管からの漏出液といわれています。 かぜのひき始めのサラッとした鼻水には血管からの漏出液が多いと考えられ、回復期の粘り気のある鼻水は分泌腺からの分泌液が主体と考えられます。
鼻水 無限に出る どこから?
このウイルスやバクテリアが、鼻を攻撃し、ここで仲間をふやし始めた場合、鼻の奥にある「びくう」というところのかべの粘膜(ねんまく)が刺激(しげき)されて、鼻水のでる量がふえてきます。 鼻を何回かんでも、鼻水は止まらずでてきます。 つまり鼻水は、ウイルスとバクテリアが、鼻の粘膜を攻撃したためにでるということになります。
鼻水はどこにたまっているのか?
ネバネバの鼻水は鼻の穴とほぼ水平方向の一番奥、のどに近いところにたまっています。 ノズルは、鼻の穴の水平方向へゆっくり入れていきましょう。
鼻水 さらさらなぜ?
①サラサラの水っぽい鼻水 細菌やウイルスなどの異物の侵入を防ごうとして出てくるのは、サラサラの鼻水です。 他にも花粉やゴミ、チリといったものを吸い込まないように鼻水が出て洗い流しているのです。 サラサラの鼻水が止まらないのは、アレルギーが原因のこともあります。