ダニに刺された場合の有用な治療方法は、まずは患部を洗い流すことです。 その後に虫刺され用の薬、特に抗ヒスタミン(かゆみ止め)成分含有のステロイド外用剤を塗布するとよいでしょう。 ステロイドはしばしば「危険な薬剤」として取り上げられることがあります。
マダニに刺されたら何科を受診?
A マダニに咬まれていることに気づいたら、最寄りの皮膚科や外科を受診し、除去してもらいましょう。 自分で除去しようとすると、虫体の一部が残ってしまったりする場合があり、あとから炎症や病気を発症する原因になります。
ダニに刺された後はどうなる?
刺された直後は自覚症状がないが、刺された翌日かそれ以降にかゆみや赤い腫れが出て、その後、しつこいかゆみが1週間ほど続くのが特徴。 布団や畳に接している部分が刺されやすい。
マダニに刺されたらどうなりますか?
初期はマダニに刺されてから10日~14日後に、刺された部位の赤い斑点あるいは丘疹(紅斑性丘疹)で始まり、周辺に紅斑が拡大します(遊走性紅斑と呼ばれます)(資料3、4)。 疲れ易さ、発熱、筋肉痛、頚部痛などの症状を伴ったり、関節痛、リンパ節腫脹もみられることがあり、約4週間続きます。
マダニに噛まれたあとはどうなるのか?
病原体を持ったマダニ類に噛まれてから、2~8日程度の潜伏期間の後、頭痛や発熱を伴って、急激に高熱(38度~40度)が出ます。 高熱の後にやや遅れて、全身に米粒大∼小豆大の紅斑が出現します。 かゆみはありません。 また、マダニ類に噛まれた部位が5~10ミリメートル程度赤く腫れてきます。