<点滴静脈注射に用いられる血管> 点滴静脈注射には、主に前腕正中皮静脈、撓側皮静脈、 尺側皮静脈が用いられます。 表在性の静脈にならどこに でも行うことができますが、患者さんが長時間同一体位 を強いられることを配慮して部位を選択しましょう。
採血 どの血管?
採血には、手背静脈、橈側皮静脈、尺側皮静脈、肘正中皮静脈などの静脈が用いられますが、神経の走行に注意し選択することが大切です。 血管の選択は、できるだけ太くて柔らかな弾力性のある血管を選ぶのが一般的です。
注射 血管 どこ?
③静脈注射に用いられる血管 静脈注射は、上肢では肘正中皮静脈、前腕正中皮静脈、尺側皮静脈、撓側皮静脈、ある いは手背の皮静脈に行います。
静脈注射 血管 どこ?
静脈注射で選択される血管は、前腕の肘正中皮静脈、尺骨皮静脈、橈骨皮静脈が多いですが、とくに手関節部分の橈骨皮静脈は、橈骨神経浅枝が橈骨神経に近いため注意が必要です。
ルート確保 どの血管?
急変時には「肘正中皮静脈」が第一選択 重症の患者さんはすぐに歩き出せませんし、手を動かすことも肘を曲げることもできません。 内因性であれ外傷であれ、重症の患者さんの場合には、常に肘正中皮静脈からルートを確保しましょう。