点滴とは、ボトルやバッグをつり下げて、少量ずつ注射薬を投与するための注射方法です。 点滴を行う目的には、輸液(ゆえき)自体の効果を期待する場合と、抗がん剤や抗菌剤など急速に投与すると副作用が起きる薬剤をゆっくり投与するために輸液に希釈して用いる場合があります。
点滴 血が逆流 なぜ?
点滴が終わると、多少、血液が逆流することがありますが、心配ありません。 そのまま針を抜いて終了とします。 点滴中に血流が逆流した場合、輸液製剤を心臓より下の市に下ろしたか、腕が圧迫されて静脈の中の圧力が高くなったかのいずれかです。
なぜ注射は静脈なのか?
静脈内注射を行うのは、薬剤を速やかに全身に行き渡らせるためです。 静脈内に直接薬剤を注入しますので、血中濃度が急激に上がります。 末梢静脈から、右心、肺循環、左心、体循環という経路をたどり、5~10分程度で効果が現れます。
生理食塩水 点滴 なぜ?
生理食塩液は細胞外液とほぼ等張の塩化ナトリウム液であり,水及 び電解質の欠乏している脱水症に対して有効細胞外液量を維持し,循 環を安定化させる目的で投与される3)。 また,細胞傷害性のないことから,皮膚・粘膜の洗浄や医薬品の溶 剤として使用され,粘性喀痰の液化・排出促進には噴霧吸入が用いら れる1,3)。
点滴ってどれくらいの時間?
点滴にかかる時間 数十分で終わるものが多いですが、高齢者や子どもは、ゆっくり点滴を入れるため、数時間かかる場合もあります。 時間に制限がある場合は、点滴する量により時間も異なりますので、何分くらいかかるか事前に聞いておきましょう。