静脈内注射を行うのは、薬剤を速やかに全身に行き渡らせるためです。 静脈内に直接薬剤を注入しますので、血中濃度が急激に上がります。 末梢静脈から、右心、肺循環、左心、体循環という経路をたどり、5~10分程度で効果が現れます。 21 авг. 2020 г.
点滴確認 なぜ?
副作用による患者の異常を見逃さないために、点滴静脈内注射中の患者の様子を観察する必要があります。 患者の病態、点滴静脈内注射中の薬剤、起こりうる副作用などをきちんと認識したうえで、患者の状態を確かめることが重要です。
点滴 ループ なぜ?
固定をする時にチューブにループを作るのは、何らかの原因でチューブが引っ張られた場合でも、注射針や留置針に直接力が加わらないようにするためです。 特に小児は、点滴静脈内注射中でも遊んだり走ったりしがちなので、こうした措置は必須です。
静脈留置針 なぜ?
特に小児の場合は、点滴静脈内注射に使用できる血管ルートが少なく、しかも輸液治療が長期にわたって続くことが多いため、安定した血管ルートを確保するために静脈内留置針を用いることが多くなります。 ただし、静脈炎や血管閉塞などを起こす危険性もありますので、穿刺部位の観察が欠かせません。
点滴が漏れたらどうなるの?
点滴静脈内注射が漏れると 点滴静脈内注射時に薬液が血管内に入らず、皮下の周囲組織に漏れた状態では、注射部に腫脹が起こり、当該肢全体に広がる浮腫が生じます。 また、注射部の冷感や疼痛、不快感も発生します。 これらは、静脈針が確実に血管内へ入っていない場合と、静脈針が血管壁をつき抜けてしまった場合とが考えられます。